スナイフェルスネース半島で宿泊し、この日は首都レイキャビクまで戻る。
イートリ・トゥンガ Ytri Tunga
イートリ・トゥンガなる海岸に、アザラシのコロニーがあるそうなので行ってみた。時期が違うのか時間帯が違ったのか良くわからないが、アザラシはおらず、海岸に打ち寄せられたワカメのような海藻を食べている羊達に遭遇。海と羊のコラボは、私の中では結びつかなかっただけにちょっとビックリな光景だった。
バルナフォスの滝 Barnafoss
アイスランド語で「子供達の滝」と言う意味。以前、この滝の上にアーチ状の岩が橋のようになっており、子供達が遊んでいたが、誤って滝に落ちて亡くなってしまったことから、その橋のような岩を取り壊したとの言い伝えがある。
フロインフォッサルの滝 Hraunfossar
アイスランド語で「溶岩の滝」と言う意味で、溶岩の大地を通る地下水が、突如として滝になって地表に現れた滝。その為、滝の上流に川などは見られず、いきなり大地から滝が現れるというアイスランドでも珍しい光景。

紅葉とあいまって、なかなか綺麗だった。


レイクホルト Reykholt
スノッラストーバ Snorrastofa なる中世史の研究機関の前に、アイスランドの歴史家で詩人で政治家でもあった、スノッリ・ストゥルルソン Snorri Sturluson (1179~1241)の像がある。スノッリの著書により、10~12世紀のノルウェー王達の様子や、古い詩の形式、北欧神話などを知ることが出来たのだそう。彼が住んでいた家の遺構も残っており、家から地下トンネルを通ると温泉につながっていた。今はすぐ横にその研究所が建っているが、当時はいわゆるターフハウスと教会があったものと考えられている。
スノッリプールと言われるこの円形の温泉場は、深さ70センチ~1メートルで、3段のベンチ状の階段があるがオリジナルではない。この温泉からスノッリの家に続くトンネルは1931年に発見されたもので、家の遺構などを崩さない為に現在はトンネルは閉じられている。
デイルダルトゥングクヴェル Deildartunguhver
97度の温泉が毎秒180リットル湧き出ており、世界で一番湯力が多く、ギネスにも載っている。このエリアからは、62メガワットが生み出されている。1000年前の氷河が溶け、その水が100度の温泉となって溶岩石の裂け目から噴き出ている。爆発しないように煙突があちらこちらに作ってあり、温泉はポンプでくみ上げられ、周辺の町に送られ、約1万人が温泉を使っている。

温泉をつなぐパイプは Akranes などにも引かれ、その距離は74キロで世界一の長さ。
海底トンネルを経て、首都レイキャビクに戻る。トンネルの前には、トンネル内を歩くな、馬に乗って通行するな、との看板が。(このトンネルは無料!)
レイキャビクのランドマークであるハットルグリムス教会が見えて来た。

この後、レイキャビクの中心部を観光。その様子は追って。
コメント
コメント一覧 (4)
62メガワットということは地熱発電もしているんですねー
な~が nagacumatz
が
しました
そうだよね~と深く納得しましたが、もう少し岩陰とかにないと、浸かる前に凍えるか、入ったが最後出られなくなりそうです。
気候は厳しいのでしょうけど、エネルギー資源豊かな国なんですね。
な~が nagacumatz
が
しました