アサロ渓谷のゲレメアカ村で、マッドマンダンスを見ることに。
もともと、この村の人達はあまり戦いには強くなく、敵が来た時に恐れをなして逃げたのだが、その時に泥の中にはまってしまった。追って来た敵は、全身泥まみれの彼らを見て、亡霊が出たものと勘違いして逃げてしまった。自分達の格好を見て、初めて泥まみれの姿に気付き、それ以降は身体に泥を塗って戦いに挑み、相手を怯えさせては勝って行ったという伝説があるのだそう。
まずは、敵を探す偵察の人が音もたてずに忍び足でやって来る。子供もなりきり!
偵察に行った村では、男が外に出て不在で女子供しかいない場合は、その村に火を点けて焼き討ちする。その為、まずは火起こしをしなければならない。わずかな道具で、アッと言う間に火を起こす。


音楽も歌もなく、静かにやって来ては矢を放つのはダンスと言うか舞踏と言うか、、、だが、すっかりパプアニューギニアの特徴あるシンシン(民族舞踏)のひとつになっている。いつ頃から被り物をして戦ったのか?それともシンシンの為の被り物なのか?等は不明。因みに、弓矢による負傷は、今でも病院でちゃんと対処してもらえるんだとか💦
こんな彼らがマッドマンをやってくれていたのだが、彼らの被り物を貸してもらって被ってみたところ、非常に重たい。前も見辛ければ息もし辛い。よくぞこれであんな動きが出来たものだなと。
最近は、このマッドマンが非常に有名になったが為に、旅行会社が他の場所の全く関係ない部族に同様のことをさせて観光客に見せることもあるのだとか。。。
マッドマンを見た後、昼食は伝統料理であるムームーを。
いきなり土を掘りだすと、、、下からはバナナの葉などにくるまれたものが。3~4時間蒸し焼きにしていたそうで、中央に開けた穴から途中で水を足して、より具材が柔らかくしっとりするように仕上げているとのこと。中には、キャベツ、シダ、ハヤトウリの葉、豆などと共に、鶏肉も入っている。


そしてその下には、各種芋類(キャッサバ、サツマイモ、ジャガイモ等)やトウモロコシが。
我々もお相伴に。彼らの食事は、基本的に何も調味料を加えないでそのまま素材のお味で食べるのだが、我々にはお塩を付けてもらった。パプアニューギニアの伝統食だと高血圧などにならないだろうなと思うのだが、最近の都市部の政治家などの富裕層では、すっかり西洋化した食事をして、糖尿病などの成人病になっている人が多いのだそう。




けたたましい音がしたので尋ねたところ、捕まえた蝉が鳴いていた。焼いて食べるとのこと。
因みに、関ジャニ∞のひとりがテレビ番組のロケでこの地に来た時にはクモを、中尾彬氏が夫人と来た時はこの蝉を食べたそうだが、いずれもオンエアされなかったのだとか。芸能人も大変だなぁと(笑)
コメント
コメント一覧 (8)
しかしまあ古今東西 2本足の生き物は戦争ばかりで🤦♂️
な~が nagacumatz
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いつもながら、写真はすばらしい写りです。
昔、「世界旅行記」なんていう番組がありましたが、それと見間違えるようなレポート?でした。(笑)
な~が nagacumatz
が
しました
蒸し焼きは、お味の想像がつかないものは入ってなさそうですね。
シダの葉は如何でしたか?
観光客をもてなすと、自分達もご馳走が食べられるという仕組みは、ただお金が支払われるよりも楽しくて良い気がしますね。
な~が nagacumatz
が
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な~が nagacumatz
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