帰国する国際線までの時間にポートモレスビーを観光。Nature Park 自然公園(その様子は<18>で)の後、国会議事堂 へ。
国会議事堂前の広い道は、発展途上国では御多分に漏れず、中国が整備。チャイナロードと呼ばれている。各白いポールに、「福」の文字を上下逆さにした「倒福」の旗がずらーっと付けられていたが、さすがに文句が出て外されたのだとか・・・
DSC_1785
セピック州の精霊の家を模した形となっている。中まで見学できる時もあるが、この日は入ることは出来ず。
DSC_1798

DSC_1800
この色々な絵が描かれている部分の下に木だけの部分がある(画像上から2枚目)。19の州が独立したことで、各19の州の部族の仮面の木彫りがはめてあったのだが、2013年にキリスト教過激派が悪魔崇拝だと反対してチェーンソーで一部を切ってしまった。その為、現在は取り外されて木だけになっている。
議事堂から続く建物は、レストランなどがある。ション族の家を模しているとか。
DSC_1805
国会議事堂の正面部分にはめられていた各部族の仮面の彫刻を再度作り直して設置しようという動きもあり、作り直した物がこれ。
DSC_1788

国立博物館
とても綺麗な博物館には、色々な部族の物などが展示されている。
IMG_3756
前述の国会議事堂の正面にかかげてあり、チェーンソーで切られてしまったオリジナル。
IMG_3758
セピック地方のオリジナル
IMG_3775
貝殻は装飾品でもあるが、貨幣の代わりとなっていた&今もなっている。キナシェル。
1 2
ゴロカで見たマッドダンスの被り物も。マッドダンスの様子は<5>で。
自分の髪の毛で作ったカツラに羽根などで飾るフリ族のカツラは、ゴロカのマッカーシー博物館でも見たが、こちらの方が大きい。
1 2
マダンのシンシンで使われる頭飾りには、クスクスの毛皮の横に、光沢の良い緑色の甲虫がビーズのように使われていた。
1 2

1 2
ゴロカ近くの物。槍のような三日月の先のような部分には、殺した首を刺していたとのこと。
壺は、セピック州の物で、サゴヤシを入れておくのに使う。
1  2
モツ族が使っていたラカトイ船。転覆しやすく危険と言うことで、20世紀にオーストラリア政府が使用を禁止した。
IMG_3777
(※ この博物館では撮影可能な時とそうでない時があるもよう)

ポートモレスビーでも人気の中華でランチを。
最後の食事まで、SPのエクスポートホワイトのデザイン缶を探し求めて、1種類新し物を発見。
1 2 2
シーフードヌードル。これは美味しかった。
IMG_3778
セットメニューのスープと炒め物。
1 2
デザートのマンゴーは本当に甘くて美味。ラバウル産の物が特に美味しいのだそう。
IMG_3785

この日教えて頂いたことの備忘録:

1963年から始まった、南太平洋諸国が参加する総合競技大会「パシフィックゲームズ Pacific Games」は2015年にポートモレスビーで開催され、新しくスタジアムなどが建設されたが、現在は使われていない箱物となっている。

パプアニューギニア大学 UPNG に、一般家庭で育ち公立の学校から入った人は優秀だが、お金持ちのパプアニューギニア人は、中学・高校の頃からインターナショナルスクールに子供を入れ、オーストラリアに留学させる人が多い。

最大の輸出入相手国はオーストラリア。

19世紀の植民地主義の時代にニューギニア島を東西に分割し、西半分をオランダが併合、東半分を山脈で南北に分け、ニューブリテン島などを含んだ北半分をドイツ、南半分をイギリスが獲得。南部はにイギリスから独立したオーストラリアに継承されたと言う歴史がある。その為、ニューブリテン島のココポ Kokopo などのエリアでは、ドイツ語訛りのピジン語を昔は話していた。現在はもう数人だけが話せるだけとなっている。
パプアニューギニアでのお食事も最後となったので、これまでのSPデザイン缶の総括を(笑)
SPX041_Can Art Series_210x297mm_rd_OBG
結局、缶のカバーも含めた7種類に出会えた。
1 2 2

1 2 2

c3509656



にほんブログ村 旅行ブログ 世界の秘境へ