諏訪綾子氏は、本能的な無意識の感覚に訴えることのできる表現媒体として「食」を扱い、体験者に新たな問いや発見をもたらすことを追求するフードアーティスト。味覚を通じて、自身の記憶を珍味として「あじわう」体験が出来るとのことで行ってみた。
中央の丸テーブルのエリアには入れないのだが、周りに置かれたガラスの容器をかぶせた8種類の匂いの物体?を各個人で取り外して香りを嗅ぐ。
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中央部分は、週に一度、諏訪綾子氏本人が、抽選などで選ばれた4名の観客に「あじわうリチュアル(パフォーマンス)」体験をさせる場所。
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柑橘系のような香りもあれば、ちょっと臭い?ような匂いの物もあり、さまざま。
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宿六が選んだ物は黒い炭のような物からの香りで焦げを印象付けており、私は赤いベリーのような物からのちょっと腐敗の一歩手前の完熟ベリー系のような匂いを選択。すると、それぞれの香りのカードを渡される。焦げのような物は「不穏と美意識」、ベリーのような物は「狂気と狂喜」だった。
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そのカードを担当の方に渡すと、一人ずつヘッドホンを付けて暗闇に一条の光が差す部屋へ。その光の先には小さなグミがひとつ置かれていて、選択した香りの味をあじわえる。
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面白い体験だった。
一人ずつに行うのでどうしても時間がかかる為、我々はオープンと共に行ったので待たずに済んだが、休日の午後などは1時間半待ちなどになっていた。


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