ここのところ高い建物好きとなっていて、この時期はスカイツリーが空いているのではないかと行ってみることにした。
勝どき・晴海のビル群。ずっとはるか彼方は三浦半島の稜線で、その上に建つビルは横浜ランドマークタワー。
緑が多い場所は上野公園、奥のビルがいくつかあるのは池袋、山々は奥秩父山塊。
スカイツリーの影が荒川にまでさしかかっている。荒川に蛇行しながら流れ込んでいるのは中川。
真下を見ると、まるでおもちゃのような車が見えたり、言問橋の界隈では、向島の言問団子と長命寺桜もちで有名なそれぞれのお店も見下ろせた。


ボートが、隅田川を綺麗な波紋を残しながら。
やはり、富士山をバックにした、新宿、東京タワーなどのこの方向が一番良いかなと。新宿は夜になると、ビルの上の赤いランプしか見えないので、虎ノ門ヒルズ界隈のビルの側面もライトアップしているビル群の方が綺麗に見える。
スカイツリーに関して追記:2012年開業で、2021年までに4000万人が訪れた。400年前までのもとの隅田川は二股に分かれていたが、江戸城に近い方の水運を発達させる為、東側の本流が堰き止められ、支流(現在の隅田川)に一本化された。スカイツリーは、その二股の中州に位置し、低地として海抜3メートルで、かつては湿地帯。また、江戸時代に造られた北十間川がスカイツリーの南側の足元にあるが、かつての海岸線のなごりで、スカイツリーの南側はもう海だった。最寄り駅の「押上」と言われる地名は、川から砂が来て、波が押し上げたと言われている場所だったことから。スカイツリーの地下は、砂礫層が亀戸水神駅界隈よりも浅く、本所台地の端だったので杭が打ちやすかった。場所として、東武鉄道に船渠として北十間川を利用して貨物や人も移動していたが、戦後は使われなくなり、東武鉄道の貨物ヤードの跡地に、スカイツリーが建てられることになった。因みに、船渠の石が、澄川喜一氏のモニュメントのすぐ先にある。武蔵国と下総国の国境は、分かれた隅田川本流(現在の古川)で、北十間川の南は海で、現在のスカイツリーの場所は武蔵国の最前線だったことから、「武蔵=634」として高さ634メートル。私が聞いた別の話では、東武鉄道の社長さんが武蔵高校卒業生で、634とした説。4本のユニットで、3組のユニットで立っているが、都営浅草線があり、円でも四角形でもない一辺70メートルの三角形は、一番足を広く伸ばせる形だったから。下は三角形だが、高さ320メートル辺りから円になっている。東京タワーの足の一辺が約95メートルで高さが333メートルでおよそ3:1なのに対し、スカイツリーは足の一辺が約70メートルで高さが634メートルでおよそ9:1と細い。中心には高さ375メートルある心柱がある。心柱の下部はツリー本体と固定されているが、上部はどこにも触れずにいる。心柱は円筒形だがコンクリで埋まっているわけではなく、非常階段が半円にひとつずつ、合わせて2組ついている。心柱の厚みは地下で40センチ、上に行くと60センチと分厚くなり、上を重くして揺れやすくして、鉄骨の揺れと相殺する為で、揺れを最大で50%に押さえてくれるしくみ。寺院などの建物の中心に立つ大きな柱を心柱と言うが、しくみは全く異なる。尚、スカイツリーの450メートルの展望台屋上に雲を集めて研究している。エアロゾル粒子を集めて、ゲリラ豪雨の発生のメカニズムを調べている。スカイツリーの前は、飛行機で採取していたが、定点観測できるようになった。
ようやくスカイツリーにも登れたので、日本はコンプリートかな。
煙と〇〇は高い所が好き、というのを地で行く我々。以前に登った高い所系は・・・
ドバイのバージ・カリファ(ブルージュ・ハリファ): 148階555メートルからの様子は こちら
スカイツリー: 451.2メートル(タワー自身は634メートル)
トロントのCNタワー: 447メートルからの様子は こちら
NYのエンパイアステートビル: 86階320メートルからの様子は こちら
NYのロックフェラーセンタービル: 70階260メートルからの様子は こちら
東京タワー:250メートルからの様子は こちら
ボストンのプレデンシャルタワー:50階213メートルからの様子は こちら
クアラルンプールのペトロナスタワー:41階170メートルからの様子は こちら
名古屋テレビ塔:90メートルからの様子は こちら
札幌テレビ塔:90メートルからの様子は こちら
コメント
コメント一覧 (2)
新ルートでの羽田アプローチ 荒川まで伸びる影は新鮮でした
足元ガラス張りは 御免被りたいです(^^;
な~が nagacumatz
が
しました