土田さんはさすが舞台人、発声がいつもはっきり。撮影裏話として、初めての撮影場面が大勢の記者の前で記者会見をする場面で、土田さんにだけADさんが気を遣ってカンペを机に置いておいてくれたとのこと。それを聞いて、他の役者さん一同が「ええええーーーーっ!!!」と驚いていたのだが、演じる時だけは眼鏡をはずしている土田さんには、そのカンペに何が書いてあるかが読めなかったと。
トークショーでも言っていたが、夫婦役の土田さんもそうだったが、この日は南野さんは3度ほど噛んでいて、標準語で書かれた台本を大阪弁に変換しながら言うのは大変だと言い訳されて笑いを取っていた。
山崎銀之丞さんだけ、「粉飾決算」と言うべきところ「粉飾決済」と言い間違えていたぐらいで、一度も噛まなかったような気がする。やはりとても素晴らしい俳優さんかと。しかし、撮影裏話として、一切台本を見ないどころかNGも出さない半沢直樹を演じる堺雅人さんと山崎さんが対峙する場面で、山崎さんは何度やってもつっかかる一言があったそうで、福澤諭吉の夜叉孫で慶応のラグビー部だった身長190センチほどの福澤克雄監督が、タックルして良いか?と言いに来たと💦 尾上さんや賀来賢人さんは、ベテランの山崎さんがあの緊張した場面でNGを何度も出して下さるので、演じやすかったと皮肉まじりに言って大爆笑。
南野さんの台本は良く見えなかったが、土田さんの台本はご本人が執筆されたのに、黒い手書きが見える。尾上さんの台本には、自分のセリフにピンクのマーカーが引かれ、少し黄色のマーカーも。山崎銀之丞さんの台本は、上の空白部分に、ピンクのポストイット、そして手書きも。
残念ながら、賀来賢人さんが一度だけ出演される回は速攻売り切れで見られなかったが、トークショーで山崎さんが、自分は出演話数が少なかったのに、このような朗読劇に呼んでもらえて嬉しいとおっしゃっていた。なるほど呼ばれるだけある実力の持ち主だなぁと。
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