東京バレエ団の「ドン・キホーテ」を観に行った。
もともと7月の公演予定でチケットを購入していたのだが、2カ月延期された。そして公演数は同じなので、7月の公演が9月26日・27日にスライドするだけと通知を受けていた。しかしその後、入場人数規制の為、予め取っていたチケットは全て払い戻しとし、観客の会場定員を50%にすることから、再度チケットを販売しなおすと。(東京文化会館の定員数は2303席)
音楽:レオン・ミンクス
美術:ヴィクトル・ヴォリスキー 衣装:ラファイル・ヴォリスキー
演奏:シアターオーケストラトーキョー
キトリ / ドゥルシネア姫:上野水香(プリンシパル)
彼女の舞台は、NYでの YAGP (YOUTH AMERICA GRAND PRIX) 2008 で唯一の日本人としてABTのダンサーとコラボしたのを観たのが最初。その後は、震災復興を祈念した2011年の シルヴィ・ギエム&東京バレエ団 HOPE JAPAN や、2013年の シルヴィ・ギエム&東京バレエ団「カルメン」&「エチュード」 、昨年の サマーバレエコンサート と、いずれも全幕物などではなかったので、今回初めてじっくり観ることが出来た。やはりさすがと言った印象。2幕目のアラベスクでのバランスも最後は非常に長い間静止しておられて拍手の嵐。そして一番の見所でもあるグラン・フェッテを40回もされていて、絶大な拍手喝采。
バジル:柄本 弾(プリンシパル)
もともと7月の公演予定でチケットを購入していたのだが、2カ月延期された。そして公演数は同じなので、7月の公演が9月26日・27日にスライドするだけと通知を受けていた。しかしその後、入場人数規制の為、予め取っていたチケットは全て払い戻しとし、観客の会場定員を50%にすることから、再度チケットを販売しなおすと。(東京文化会館の定員数は2303席)
振付:ウラジーミル・ワシーリエフ(マリウス・プティパ / アレクサンドル・ゴールスキーによる)
今回、初めてワシーリエフ版のドン・キホーテを見たのだが、構成から大きく違い、3幕だったのが2幕などなど・・・ 今回の公演は、ウラジーミル・ワシーリエフの生誕80周年記念公演とのこと。(以下の画像は HP等から)
音楽:レオン・ミンクス
美術:ヴィクトル・ヴォリスキー 衣装:ラファイル・ヴォリスキー
演奏:シアターオーケストラトーキョー
指揮:井田勝大
キトリ / ドゥルシネア姫:上野水香(プリンシパル)
彼女の舞台は、NYでの YAGP (YOUTH AMERICA GRAND PRIX) 2008 で唯一の日本人としてABTのダンサーとコラボしたのを観たのが最初。その後は、震災復興を祈念した2011年の シルヴィ・ギエム&東京バレエ団 HOPE JAPAN や、2013年の シルヴィ・ギエム&東京バレエ団「カルメン」&「エチュード」 、昨年の サマーバレエコンサート と、いずれも全幕物などではなかったので、今回初めてじっくり観ることが出来た。やはりさすがと言った印象。2幕目のアラベスクでのバランスも最後は非常に長い間静止しておられて拍手の嵐。そして一番の見所でもあるグラン・フェッテを40回もされていて、絶大な拍手喝采。
バジル:柄本 弾(プリンシパル)
とても安定感があり、1幕目に4回、2幕目に2回のシングルハンドリフトをばっちり決めておられた。
ドン・キホーテ:木村和夫(バレエ・スタッフ)
サンチョ・パンサ:岡崎隼也(ソリスト)
ふっくらと見せる衣装の為、動きづらいかと思うのだが、コミカルにこきみ良く面白かった。また、ワシーリエフ版の演出の特徴なのだろうが、トランポリンのように布で3度も高く飛び上がるのはなかなか頑張っておられた。
ふっくらと見せる衣装の為、動きづらいかと思うのだが、コミカルにこきみ良く面白かった。また、ワシーリエフ版の演出の特徴なのだろうが、トランポリンのように布で3度も高く飛び上がるのはなかなか頑張っておられた。

ガマーシュ:樋口祐輝(ソリスト)
メルセデス:伝田陽美(ファーストソリスト)
エスパーダ:秋元康臣(プリンシパル)
闘牛士のマントであるムレータの扱いが難しいかと思うのだが、颯爽とエスパーダを演じておられた。
ロレンツォ:永田雄大
東京バレエ団を今年退団。nagata ballet labo主宰であり、現在東京バレエ学校で教えておられる。
若いジプシーの娘:奈良春夏(ファーストソリスト)
出番は少しだが、なかなか妖艶な雰囲気で、ジプシーの娘と言うよりジプシーの女と言った印象。

闘牛士のマントであるムレータの扱いが難しいかと思うのだが、颯爽とエスパーダを演じておられた。
ロレンツォ:永田雄大
東京バレエ団を今年退団。nagata ballet labo主宰であり、現在東京バレエ学校で教えておられる。
若いジプシーの娘:奈良春夏(ファーストソリスト)
出番は少しだが、なかなか妖艶な雰囲気で、ジプシーの娘と言うよりジプシーの女と言った印象。
ドリアードの女王:政本絵美(ソリスト)

キューピッド:足立真里亜(セカンドソリスト)
可愛らしく、コケティッシュなイメージ。

前述したが、ワシーリエフ版を観るのは初めてだったので、驚くことが多かった。オープニングから違ったので???と(笑)ちゃんとポワントを履いた東京バレエ学校の生徒さんが8人もかわいいキューピッドとして登場。ポワントの素材にもよるのかも知れないが、ポワントの音が他のバレエダンサーさん達は殆どしないのに対し、生徒さん達の音が際立ってしまった。
小道具が多いのにも驚いた。男性群舞によるムレータ(マント)や、特にビックリしたのはナイフを床に突き立てて、そのナイフとナイフの間を伝田陽美さん演じるメルセデスが、ポワントで立って移動する(パ・ドゥ・ブーレ)など。また、キトリだけでなく女性の群舞には扇子やタンバリンが多様されていた。
小道具が多いのにも驚いた。男性群舞によるムレータ(マント)や、特にビックリしたのはナイフを床に突き立てて、そのナイフとナイフの間を伝田陽美さん演じるメルセデスが、ポワントで立って移動する(パ・ドゥ・ブーレ)など。また、キトリだけでなく女性の群舞には扇子やタンバリンが多様されていた。
ワシリーエフ版は、マリウス・プティパ/アレクサンドル・ゴールスキー版をもとにしつつ、大幅に省く部分は省いて2幕作品とし、よりアクティブによりコミカルになっていて、なかなか面白かった。会場では声出しは禁止されていたはずだが、ついつい「ブラボー」の声掛けが起こってしまうほど。それも致し方ないかなと思えるぐらい、カーテンコールも10分弱続くと言う素晴らしい出来だったのではないかなと。
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