今年は、明治神宮創建100年として、「神宮の杜 芸術祝祭」なるものが開催されている。100年の歴史でアートの舞台になるのは初めてとのこと。野外彫刻展「天空海闊」は、そんな森の中に4ヶ所。参道は神聖な場所なので車両は侵入禁止、また、禁足地も多く、搬入作業などが大変だったのだとか。
松山智一「Wheels of Fortune(運命の輪)」2020
神の使いでもある鹿の角をモチーフに。輪には銅鏡の模様が配されている。ビル・ゲイツやドバイ王室がコレクションしている人気作家だが、画家として有名で立体作品は珍しい。先日、スパイラルで開催された OKETA COLLECTION 展で松山氏の作品を見たが、ずいぶん雰囲気が違う絵画かと。その様子は こちら
辺りが暗くなり、ライトアップされると、より光り輝いて見えた。
三沢厚彦「Animal 2012-01B」2012/2019
等身大の動物木彫作家の白虎。木彫のオリジナルがあるが、長く展示する為にブロンズ製となっている。彫刻の材質には堅い楠を使用するので、楠が多く生えている場所にあえて設置。虎の顔の向きは、本殿の方を向くのは三沢氏曰く畏れ多いとのことで、清正井(きよまさのいど)の方を向いている。三沢氏の彫刻は、2010年のあいちトリエンナーレで熊の作品を見て以来。その様子は こちら
結構森の奥の方に居るので、より臨場感がある。
ましてや暗くなると、ライトアップされた白虎が暗闇に浮かび上がり、凄い存在感となっていた。
船井美佐「Paradise / Boundary -SHINME」2020
ステンレスミラーの作品。明治天皇は愛馬の金華山号を溺愛し、剥製として残したぐらい。その金華山号が題材になっている。ステンレスミラーの部分は道行く人が映り込み、馬などのモチーフはステンレスミラーからカットされているので、モチーフを通して向こうの森が見える。楽園をテーマにし、境界を感じさせる作品なのだそう。人が多く通る参道から少し離れた道の、しかもうっそうとした森の中に置かれているので、作品の名前などを示すボードがなければ通り過ぎてしまったかも、と言うぐらい目立たない💦
暗くなってライトアップされ、初めて全体が良く見えた。お昼間にあまりわからないのは、勿体ないかも・・・
名和晃平「White Deer (Meiji Jingu) 」2020
全長6メートルの石巻の湖畔にある作品を借りようとしたが、巨大で動かせず。その為、今回新しく造られた。パールがかったホワイトパールのブロンズ製で、600キログラムの重さがある。台座も同じような石をあえて造った。名和氏の作品は、中性洗剤の泡で表現した2013年のあいちトリエンナーレでの作品(その様子は こちら)、2014年の原美術館のコレクション展でのバンビ(その様子は こちら)、昨年のW杯ラグビー開催のイベントの一環であるクリエイターズユナイトでの選手の画像とのコラボ(その様子は こちら)、昨年の FUROSHIKI TOKYO展での風呂敷のデザイン(その様子は こちら)、そして上記松山智一氏と同じくスパイラルで行われた OKETA COLLECTION 展でのガラスビーズで覆われた鹿(その様子は こちら)を見た。また、現在表参道でも個展をしている(その様子は こちら )
暗い中の雄姿は、より光り輝いて、高貴な鹿をイメージさせていた。
この野外彫刻展「天空海闊」は12月13日まで展示されているのだが、本殿手前の南神門にある名和晃平氏の「鳳凰 Ho / Oh」は11月3日までの展示となっていた。木彫漆箔仕上げで、プラチナ箔が向かって左側、金箔が向かって右側に。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村
松山智一「Wheels of Fortune(運命の輪)」2020
神の使いでもある鹿の角をモチーフに。輪には銅鏡の模様が配されている。ビル・ゲイツやドバイ王室がコレクションしている人気作家だが、画家として有名で立体作品は珍しい。先日、スパイラルで開催された OKETA COLLECTION 展で松山氏の作品を見たが、ずいぶん雰囲気が違う絵画かと。その様子は こちら
辺りが暗くなり、ライトアップされると、より光り輝いて見えた。
三沢厚彦「Animal 2012-01B」2012/2019
等身大の動物木彫作家の白虎。木彫のオリジナルがあるが、長く展示する為にブロンズ製となっている。彫刻の材質には堅い楠を使用するので、楠が多く生えている場所にあえて設置。虎の顔の向きは、本殿の方を向くのは三沢氏曰く畏れ多いとのことで、清正井(きよまさのいど)の方を向いている。三沢氏の彫刻は、2010年のあいちトリエンナーレで熊の作品を見て以来。その様子は こちら
結構森の奥の方に居るので、より臨場感がある。
ましてや暗くなると、ライトアップされた白虎が暗闇に浮かび上がり、凄い存在感となっていた。
船井美佐「Paradise / Boundary -SHINME」2020
ステンレスミラーの作品。明治天皇は愛馬の金華山号を溺愛し、剥製として残したぐらい。その金華山号が題材になっている。ステンレスミラーの部分は道行く人が映り込み、馬などのモチーフはステンレスミラーからカットされているので、モチーフを通して向こうの森が見える。楽園をテーマにし、境界を感じさせる作品なのだそう。人が多く通る参道から少し離れた道の、しかもうっそうとした森の中に置かれているので、作品の名前などを示すボードがなければ通り過ぎてしまったかも、と言うぐらい目立たない💦
暗くなってライトアップされ、初めて全体が良く見えた。お昼間にあまりわからないのは、勿体ないかも・・・
名和晃平「White Deer (Meiji Jingu) 」2020
全長6メートルの石巻の湖畔にある作品を借りようとしたが、巨大で動かせず。その為、今回新しく造られた。パールがかったホワイトパールのブロンズ製で、600キログラムの重さがある。台座も同じような石をあえて造った。名和氏の作品は、中性洗剤の泡で表現した2013年のあいちトリエンナーレでの作品(その様子は こちら)、2014年の原美術館のコレクション展でのバンビ(その様子は こちら)、昨年のW杯ラグビー開催のイベントの一環であるクリエイターズユナイトでの選手の画像とのコラボ(その様子は こちら)、昨年の FUROSHIKI TOKYO展での風呂敷のデザイン(その様子は こちら)、そして上記松山智一氏と同じくスパイラルで行われた OKETA COLLECTION 展でのガラスビーズで覆われた鹿(その様子は こちら)を見た。また、現在表参道でも個展をしている(その様子は こちら )
暗い中の雄姿は、より光り輝いて、高貴な鹿をイメージさせていた。
この野外彫刻展「天空海闊」は12月13日まで展示されているのだが、本殿手前の南神門にある名和晃平氏の「鳳凰 Ho / Oh」は11月3日までの展示となっていた。木彫漆箔仕上げで、プラチナ箔が向かって左側、金箔が向かって右側に。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村
コメント