「弱みを握る寿司屋」とは、グラフィック、メディアアート、プロダクトなど、さまざまなバックグラウンドをもつ、アートディレクター養成講座(ARTS)の19期卒業生による17名のアートディレクター集団。そんな彼らが、新型コロナ禍のもと、オンライン授業やテレワーク、無観客ライブ、ソーシャルディスタンスなど、生活の中に急速にひろがった「距離」をテーマに距離の課題(弱み)を発見し、その解決策として制作した展覧会。
会場では、「距離」のアイデアを「距離」で来場者が評価出来るようにと、「おもちゃのレール」を投票券として配布。各展示の所にある投票BOXに投票し、そのレールをつないで最終日に結果を集計するとのことで、まずレールをもらった。
17名もの方々の作品が狭いスペースに一同にあるので、あくまでも抜粋だが・・・
浅岡敬太氏「UNUSUAL PRODUCTS ちょっと変なプロダクト」
ものの距離感がちょっと変だったらと言う発想から。
北恭子氏「消費期限のあるメッセージカード FRESH FLASH MAIL」
ある大学の調査によると「感謝」の気持ちの持続時間はわずか5時間とのこと。距離の弱みは、伝えようとしたことしか伝わらないこと。感情にも鮮度があり、伝えることを先延ばしにしない為、本物のフルーツを使用した消費期限のあるメッセージカードを送ろうと。
神岡啓介氏「SOCIAL GOOD MANNERS」
人と距離を取ることはネガティブな意味合いが強く距離の弱みだったが、相手を思いやり距離を取る行動を「ソーシャルグッドマナーズ」とすれば。
福原あい氏「みる目を変える額縁 UPTM」
距離の弱みは、行動範囲が狭くなり視野も狭くなる。UPTM(アップ トゥ ミー)「見る目を変える」をコンセプトとし、額縁を通して、当たり前に使っているモノを飾ることで新たな魅力を発見し、今の環境をポジティブに。
山口範久氏「STEAL THE DISTANCE! 距離を奪え!」
距離を意識しない日常が来て、笑って集まって、こんなゲームを囲む日がやって来てほしいと。
橋口恭子氏「Cafe Palette ー場所の魅力を伝える地図アプリー」
GoogleMap上にデフォルメした建物の3Dモデルを設置できる仕組みと、インスタグラムに投稿されたオシャレなカフェを検索できる機能を開発し組み合わせた。新型コロナの打撃を受けた観光業界や飲食業界を中心に、誰もが自由にアプリや印刷物として利用できる地図にと。

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