マシュー・バーニー Matthew Barney、キャロリー・シュニーマン、白髪一雄、田中泯の4人展は、ダンス、パフォーマンス、絵画、彫刻と多岐にわたる。

マシュー・バーニー Matthew Barney 1967~
美容整形用のシリコンなどの素材から構成される彫刻。多くの議論がなされる捕鯨工場船に焦点を当てた作品で、その物語の重要な要素となる彫刻「The Cabinet of Nisshin Maru(日新丸)」(2006)とまつわる写真が展示されている。
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キャロリー・シュニーマン Carolee Schneemann 1939~
視覚実験アーティストで、身体、物語、セクシュアリティ、ジェンダーに関するマルチメディア作品で知られている。イメージと、イメージのつくり手が合体した行為としての絵画への取り組みをベースに作品を展開。1973~1976年のパフォーマンス「Up to and Including Her Limits」からのインスタレーションが展示されている。
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上から吊されたロープとハーネスに彼女自身が身を委ね、その状態で紙にクレヨンで描いていく。その様子がビデオでも流れている。
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白髪一雄 1924~2008
床に広げたカンバスの上に絵の具を置き、天井からぶら下がったロープにつかまりながら裸足で描く手法を考案。前衛芸術グループ「具体美術協会」に参加し、パフォーマンスと絵画が融合する「アクション・ペインティング」を確立した。
「蛭子」1992
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田中泯 1945~
もともと映画やドラマの映像で初めて知った人だったが、舞踏家。森美術館で現在開催されている「STARS展」の杉本博司氏の映像作品にも登場していた。(その様子は こちら
山梨県・白州の山中で撮影した「dance」2020
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