画家の森夕香氏と陶芸家の西條茜氏による二人展「流転するあいづち」を見に。
この展覧会の作品作りには、まず二名の作家が経験した「身体の罪」を往復書簡によって告白し合うことから始まったのだそう。二人によると、往復書簡を重ねていくなかで、どこまで本当の自分をさらけ出すのか、否応なしに心理的な駆け引きが働いたと。相手の「身体の罪」を流転させて新たなエネルギーに変容させる循環を生み出していき、相手の懺悔を昇華させた作品群を作り上げたとのこと。
西條茜「甘い共鳴」2021 この吊り下げられたオブジェは、3つの穴が左右にあり、その両側に人が立って、上の穴に口を当てて声を出すと、中の空洞を通って相手側の穴から声が聞えると言うしくみ。
アトリエを持っておられるが、この作品は信楽で作陶されたとのこと。


この展覧会の作品作りには、まず二名の作家が経験した「身体の罪」を往復書簡によって告白し合うことから始まったのだそう。二人によると、往復書簡を重ねていくなかで、どこまで本当の自分をさらけ出すのか、否応なしに心理的な駆け引きが働いたと。相手の「身体の罪」を流転させて新たなエネルギーに変容させる循環を生み出していき、相手の懺悔を昇華させた作品群を作り上げたとのこと。
西條茜「甘い共鳴」2021 この吊り下げられたオブジェは、3つの穴が左右にあり、その両側に人が立って、上の穴に口を当てて声を出すと、中の空洞を通って相手側の穴から声が聞えると言うしくみ。
アトリエを持っておられるが、この作品は信楽で作陶されたとのこと。

西條茜「果物と石」2021
森夕香「はてしない物語」2021
西條茜「蝶のように」2021 蝶と言うと綺麗な羽根の成虫を想像するが、これはまるで心臓のようなサナギのような・・・
森夕香「空っぽ人間」2020
西條茜「翻訳する体」2021 これまたパワフル。おどろおどろしいような・・・
森夕香「まじわる劣等」2020、「背景はもうない」2020
西條茜「盾となる」2021 人間の舌は、一番弱い部分でもあるが、人を傷つける言葉を発する凶器にもなると。パワフル・・・
森夕香「宿る宿(やどるやど)」2020 くっきりと描かれた耳が印象的だった。
森夕香「暑い日に泣く女」2021
西條茜「巣立ち」2021 四方から見られるのだが、膨らんだものは妊娠した女性の腹部とのこと。


森夕香「碑(いしぶみ)」2020、「断腸は思う」2020
森夕香「マドンナ」2020
森夕香「無題」2020
森夕香氏は、日本画を出自とされている。西條茜氏のお父様はお医者様で、幼い頃から手術のビデオなどを見ていたとのこと。
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