国立競技場の前に日本オリンピックミュージアムなるものがあったので、行ってみた。
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近代オリンピックの創始者、クーベルタン男爵の像
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古代オリンピックは、紀元前8世紀頃、戦争や疫病に苦しんでいた古代ギリシャで、ゼウス神に捧げる採点として、戦争を3ヶ月間休止して行われ、4年に1度、約1200年も続けられた。紀元前6世紀末の古代ギリシャの陶器には、最初期の競技であるスタディオン走と戦車競走が描かれている。
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徐々に参加国が増えて行った様子。年代ごとに参加国の国旗の数が増えて行っているのがわかるかと。
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1896年の最初はわずか14カ国の参加で始まり、日本は1912年から参加しているのがわかるかと。
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歴代の聖火のトーチ。左から順に新しくなる。上段が冬期オリンピック、下段が夏期オリンピック。
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左は1936年のベルリン大会の物。史上初の聖火リレーだったが、まるでバーベルみたい😂
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2016年リオデジャネイロ大会で、2020年東京大会をPRする引き継ぎ式で実際に使用された衣装。
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大河ドラマの「いだでん」でもクローズアップされていた嘉納治五郎氏のオリンピック招致の話などが紹介されている。
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そして、金栗四三の使っていた足袋や、ストックホルム大会で着用したユニフォームも。
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幻のオリンピックとなった1940年東京大会。日中戦争が本格化して大会開催を返上・・・
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1964年の東京大会で使われたトーチや聖火リレーの様子。
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2人でシンクロの動きが出来るかどうかや、陸上選手達がどれぐらいの歩幅やスピードで走っているかを見ることが出来るなど、体験型のものも。ロバート・ビーモン選手が1968年のメキシコオリンピックで出した男子走幅跳びの8メートル90センチは、23年間も破られることがなかったと。凄い距離!
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サラウンドスクリーンで、選手達の動きなども見ることが出来る。
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パラリンピックは、1960年のローマから。23カ国総勢400名が参加した。現在行われている競技は:
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足にはめるブレード
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車椅子テニスの国枝選手のラケット
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左の輪のついた紐は、視覚障害の選手の為の伴走用ガイドロープ、右の先に白い球状のものがついた棒は、視覚障害の水泳選手に壁が近付いて来ていることを知らせる為のタッピングバー。
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期間限定で、1964年の東京オリンピックで活躍したチェコのベラ・チャスラフスカ選手にまつわるストーリーや物が紹介されていた。
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アーティストの日比野克彦氏の作品が。日比野克彦氏には、初回のあいちトリエンナーレのレセプションでお目にかかれた。その時の様子は こちら
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歴代のメダリストの写真が飾ってある。
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今回のトーチも展示されている。より赤みがかっている方がパラリンピックのトーチ。
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今回の日本選手団のユニフォーム
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外には、1964年の東京オリンピック、1972年の札幌オリンピック、1998年の長野オリンピックの聖火台の縮小版が展示されていた。
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そう言えば昨年麻生太郎氏が、1940年に予定された東京五輪は戦争のため日本が開催を返上、1980年のモスクワ五輪ではボイコット、そして2020年の新型コロナによる延期、と40年ごとに何かが起こる為、「呪われたオリンピック」と言っていた。もしかしたらこのオリンピックミュージアムも幻で終わるかも?と緊急事態宣言が出る前に訪れたのだが、果たして2021年はその呪いの40年サイクルから解き放たれているのだろうか。。。