京王井の頭線駅の渋谷駅コンコースに巨大な岡本太郎氏の壁画がある。長さ30メートル、高さ5.5メートル。
メキシコのホテルから依頼を受けた岡本太郎氏が、1968~69年に制作した作品。しかし建設中のホテルの経営が悪化し、ホテルは未完成のまま。納品された作品もメキシコシティ郊外の資材置き場で2003年に発見されるまで放置されており、とても傷んでいた。岡本太郎氏の実質の妻で養女であった岡本敏子氏の呼びかけにより修復プロジェクトが行われ、2006年修復完了。2008年11月から渋谷にお目見えした。
何度もこの横を歩いているが、このような重たいテーマが描かれていたとは。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村
「明日の神話」と言うこの作品は数奇な運命の持ち主。
メキシコのホテルから依頼を受けた岡本太郎氏が、1968~69年に制作した作品。しかし建設中のホテルの経営が悪化し、ホテルは未完成のまま。納品された作品もメキシコシティ郊外の資材置き場で2003年に発見されるまで放置されており、とても傷んでいた。岡本太郎氏の実質の妻で養女であった岡本敏子氏の呼びかけにより修復プロジェクトが行われ、2006年修復完了。2008年11月から渋谷にお目見えした。
原爆が炸裂する瞬間を描いており、中心には、骸骨と炎。メキシコの祭礼では骸骨を飾る習慣があることもあり、「死と生は隣り合わせである」ことを語っているのだそう。
右端には、鮪を獲っている魚船が描かれているが、1954年にアメリカがビキニ環礁で行った核実験で死の灰をかぶった第五福竜丸を表している。一方、左端には、原爆の悲劇を乗り越えた人々と言う構図になっている。
何度もこの横を歩いているが、このような重たいテーマが描かれていたとは。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村
コメント