草間彌生氏の「私のかいたことばに あなたのナミダをながしてほしい」展を。
2009年から継続して制作を続けてきた「わが永遠の魂」シリーズ。194 x 194 cmの大判キャンバスだったが、2018年頃からは100 x 100 cmのサイズに集中して取り組み、モノクロームとなる。そして再び多彩な色彩となり、キャンバスのサイズに130 x 130 cmを加えている。「わが永遠の魂」シリーズは、制作開始から12年で800点を超えるまでいなり、今回の作品は直近の3年から選りすぐられたものとのこと。
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「花の煩悶(もだえ)のなかいまは果てなく 天国への階段 優雅(やさし)さに胸果ててしまう 呼んでいるきっと弧空(そら)の碧さ透けて 幻覚(まぼろし)の影 抱擁(いだ)きわきあがる雲の色 芙蓉いろ食べてみて散るなみだの音」2021
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「何をおろかにもかくほどに永き道のりを」2021
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「我が憧れの天国への道へたどり着いたよろこび」2021
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「宇宙に舞い上がる星の生命たち」2021
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「死にゆく日は栄光の大地で愛と命のすべてをもってたたかってゆこう」2021
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左上「我が青春への讃歌」2020、左下「我が心から宇宙をのぞむ」2019、右上「愛のさししめす彼方」、右下「我々の知るすべての造形色がもたらしたわが心の無限の讃美」2019
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左上「天国にいた時、私はすばらしい魂を集めて涙を流した」2020、左下「100種類の同じ造形の姿を醸し出したその全体的な美しさ」、右上「偉大なる湖の巨大なる美しい姿に魅せられて」2019、右下「孤独の中を美しく生き抜いてきた私の姿をみて」2020
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左上「赤い太陽の孤独」2019、左下「赤い夕焼けの空をあおいで未来を描いた私の心」2020、右上「我が人類への愛のすべて」2019、右下「ミシェル オバマに捧ぐ」2020
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左上「青い水が溢れた港の入口」2020、左下「人類の愛を求めて」2019、右上「呼んでいる きっと 空のあおさ 透けて 幻の影いだき わきあがる 雲の色 芙蓉色 食べてみて 散る なみだの音」2019、右下「白い河が流れてゆく」2018
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左上「時、永遠(とこしえ)でなく自殺(は)てる今は」2020、左下「私の生涯の中でたくさんの愛の水玉を集めてみた」2020、右上「草間彌生よりミシェル オバマに捧ぐ」2019、右下「赤くそまった私の夢」2020
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上段左から「闇の中で生きている喜びを見出したとき」2020、「宇宙のすべてに見出した青とオレンジの愛への希望」2019、「たったもう一年でいいわ わたしたちをそっとしておいてね」2020
下段左から「天空の彼方」2018、「天国に咲いた花に語りかけた私の驚き、喜び」2020、「私の心をすべて捧げた宇宙の真夜中の闇の姿」2019
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床に配されているのは、ステンレスで出来た「雲」2019
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ステンレスの鏡面体に、壁の作品群が映り込んで、また面白い作品となっている。
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場所:OTA FINE ARTS
会期:6月22日~7月31日’21

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