オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるため 13 の企画を実施する「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル 13 」。そのひとつのイベントとして出来たのが「パビリオン・トウキョウ 2021」。パビリオンクリエーターとしての 8名と、特別参加の 1名のアーティストによる 9カ所のパビリオンが2ヶ月あまりの間に公開されている。
そのうちの一人、妹島和世氏の「水明」を。

浜離宮恩賜庭園は、潮入の池(海水を導き潮の満ち引きによって池の趣を変える池)とふたつの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園。多様な水場をもつ庭園に合わせて、曲水(平安時代の庭園にあった水路)をイメージしたパビリオンが設計されている。
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明治初期に整備された迎賓館「延遼館」があった場所なのだそう。
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浜離宮は水とともにある庭園と言えると思います。その風景に現代を表すような水を足してみたいと考えました。曲水は、遠くから見ると留まっているように見えます。でも、近づいて見ると静かに流れていることに気づきます。このゆっくりとした水は、過去、現在、未来のつながりを表しています。
妹島和世


場所 : 浜離宮恩賜庭園
会期 : 7月1日〜9月5日’21

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