オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるため 13 の企画を実施する「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル 13 」。そのひとつのイベントとして出来たのが「パビリオン・トウキョウ 2021」。パビリオンクリエーターとしての 8名と、特別参加の 1名のアーティストによる 9カ所のパビリオンが2ヶ月あまりの間に公開されている。

真鍋大度+Rhizomatiksの「2020-2021」を。
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この作品では、もうひとつの東京2020を展示します。2020年春の最初の緊急事態宣言から現在までに収集した様々なデータを使用して、AIが生成する狂喜乱舞する東京の姿。本来使用されるはずだったデータや中止になったイベントに関する情報などの特徴を抽出し抽象化して文字や映像に変換し続けます。それらはディスプレイに光となって表示されますが、人々が目にすることができるのはそれらの幻影です。
真鍋大度+Rhizomatiks
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オリンピック開催の是非などのメッセージが次々と流れていた。
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Rhizomatiks ライゾマティクス
技術と表現の新しい可能性を探求し、研究開発要素の強い実験的なプロジェクトを中心に、ハード・ソフトの開発から、オペレーションまで、プロジェクトにおける全ての工程に責任を持ち、人とテクノロジーの関係について研究しながらR&Dプロジェクトや作品制作を行う。また、外部のアーティストや研究者・科学者などとのコラボレーションワークを通じ、カッティングエッジな表現作品、研究を世の中に発表している。

場所 : ワタリウム美術館 向かい側の空地
会期 : 7月1日〜9月5日’21

他の会場の様子は: