オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるため 13
の企画を実施する「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル 13
」。そのひとつのイベントとして出来たのが「パビリオン・トウキョウ 2021」。パビリオンクリエーターとしての 8名と、特別参加の 1名のアーティストによる 9カ所のパビリオンが2ヶ月あまりの間に公開されている。
そのうちの一人、石上純也氏による「木陰雲」へ。
現在は会員制クラブとし、各部屋を貸し出している「九段 kudan house」の庭で、パビリオントウキョウ2021が展開している。
焼き杉の技術を用いて焼いた杉板や柱で構成されている。様々に火力を調整しながら杉の表面を炭化させ、場所によっては構造体そのものを焼き切りるなどして制作されたのだそう。
支える柱を乗せる石も周りとマッチさせている。
歴史ある風景に溶け込むように、新しいけれど、もともとそこにあったような建築がつくれないかと考えました。
石上純也
九段下に昭和2年に、実業家の山口萬吉氏によって建てられた古い邸宅で、設計には東京タワーの構造計画をおこなった内藤多仲氏も関わっていたとのこと。
このイベント全て無料だが、作品がラベルとなったお水まで頂けた。
場所 : 九段 kudan house
会期 : 7月1日〜9月5日’21
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